In-service Certificate in English Language Teaching (ICELT)
現在すでに英語を教えている方で、担当しているクラスで英語を教えながら指導技術を向上させたいと考えている方にとって、現職教師向けの英語教授法認定資格(In-service Certificate in English Language Teaching (ICELT))は、職歴の価値を高める要素として大きな意味をもちます。
ICELTとは何か?
ICELTは、語学学校で開講されている成人や子供を対象とする英語教室、大学や小学校、中学校、高校などで実際に英語を教えていらっしゃる現役の英語教師が知識を深め、現在の指導を振り返り、そして改善するのに役立つ理想的なコースです。
コース内容は、受講者が自分自身のニーズや職場の状況にうまく対処するための知識や技術を学ぶようにデザインされています。
- 言語認識と教室での言語使用
- 計画、教授、評価
- 評価と評定
ICELTコースの評価は、通常、受講者が自分のクラスを教える指導の実際を対象に行います。受講に必要な英語能力は、ヨーロッパ言語共通参照枠のレベルB2が最低限必要ですが、この資格は、英語の母語話者にも適しています。ICELTは新しい資格で、海外で英語を教える資格(Certificate for Overseas Teachers of English (COTE))に代わって導入されたものです。
ICELTの対象者は?
ICELTを受講する典型的な受講者を特定することが難しいほど、この資格を取る人の経歴や動機は多種多様です。それを踏まえた上でいくつかの例をあげると、次のような方が受講生の中に多く見られます。
- 現職の英語教師で知識・技能の向上を望んでいる。
- 小学校で何年か教師として勤務していたが、英語教育のトレーニングを受けずに最近、英語を教え始めた。
- 何らかの理由で辞めていた英語教師の職に再び戻ることになり、指導技術を復習・向上させたい。
- 現在、語学学校で成人に教えている。中等教育レベルの教育経験はあるが、かなり時間が経ってしまっている。
- 中学校か高校で教育実習を1年前に終えたばかりである。
- 現在中学校または高校で教えていることに加え、語学学校で週2日夜、成人に英語を教えている。
ICELTは、これまでに正式に認可された実習を受けていない方でも受講できます。
ICELT のコース内容は?
ICELTのコースには、実際に顔を合わせて直接指導を受けるタイプと、直接指導と通信教育を組み合わせて受講するタイプの2種類があります。
学習内容は次の7つのユニットです。
- 言語知識と言語認識
- 英語指導・学習の背景
- 教材・リソース
- 指導・学習の計画とマネジメント
- 評価、モニタリング、評定
- 職業の専門知識の開発
- 教師の言語
ICELTのコースは、定められた期間に受講する集中コースではなく、修了時まで数カ月から一年以上かかります。その間に、効果的な指導の知識を学びながら、実際に教えている状況でさまざまな実践的な指導技術を身につけることができます。履修中には次のことを行います。
- 教育実習
- ベテラン教師の授業観察
- レポート4本と言語タスク4つ
担当指導教官が4回分の授業を評価します。また、ケンブリッジ公認の試験官がそれぞれのコースを訪れ、評価が正しく行われていることを確認します。
ICELTは2つのモジュールに分かれています。モジュール1を単体で履修することもできますが、ICELTの完全認定を受けるためにはモジュール2を続けて受講する必要があります。
Module 1
1.教師の言語(評価項目1)
指導目的の教師の言語使用を改善するための課題が4つから6つ課されます。具体的な課題の数はモジュール1だけを履修するか、モジュール2と組み合わせて履修するかによって異なります。
Module 2
1.授業演習(評価項目2)
4回分の授業を計画、指導、評価を含めて行い、それらを担当指導教員が評価します。
2.方法論(評価項目3)
授業に関するレポートを4本提出します。
コースはすべて第三者による監査を受けることになっています。受講者のコースワークのサンプルがケンブリッジESOLに提出され、コース終了時に正しい評価がなされているか、監査を受けます。
コースの評価
評価は全体評価としてPass、Merit、Distinctionで判定され、それぞれの評価項目についても同様の判定がなされます。
ICELT資格認定の完全版を取得するには、3つの評価項目をすべて合格しなければなりません。教師の言語(Language for Teachers)のモジュールを申し込み、完全版のICELTの一部認定を受けることも可能です。
ICELTを認める人たちは?
ケンブリッジESOLの教授法資格は、教師の質の高さを保証する資格として世界中の団体・組織によって認められています。ケンブリッジESOLはICELTが世界中で受け入れられるように各国のELT組織に働きかけています。
受講するための予備資格がありますか?
理想的な受講者は、次のような条件を満たしています。
- 現職の教師で、コース終了時までには、過去からそれまでの指導時間の合計が最低500時間になる可能性のある人
- 18歳以上の人
- ICELTのコースに参加し課題をこなしていくための一定の英語力がある人
申し込み方法
ICELTのコースはケンブリッジESOLが指定する規格にもとづいて個々のセンターが実施しています。
コースについての詳しい情報はこちらをご覧ください。Contact your chosen centre directly
ICELTセンターとしての認可を希望される団体の方はこちらをご覧になり、オンライン申請書でお問い合わせください。Apply to become an ICELT centre
