Cambridge ESOL Japan

学校向けの検定試験

ケンブリッジ英検(Cambridge ESOL Exams)への取り組みは、世界中の初等・中等教育で始まっています。年少者の興味や発達段階に合わせた試験をいろいろな形で提供し、利便性の向上を図っています。

特別研究

KETとPETの年少受験者のためのCan Do statementsの開発 (Developing Can Do statements for younger KET and PET candidates )

これらの試験の開発研究の一部として、11~14歳の子供たちの’Can Do’ statements(能力記述文)の開発を進めています。Can Do statementsに記述される能力がどのように発達し、実際の受験者のパフォーマンスでいかに検証されるかといった調査の概要はSzilvia PappによるDevelopment of Can Do statements for KET and PET for Schoolsに記されています。

ケンブリッジ検定が学校で採用される理由は?

  • 児童生徒の動機づけとして効果があります。
  • リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4領域で活発に英語を使う自信を与えます。
  • 学習の継続を促し、意欲を引き出す効果があります。
  • 世界中の高等教育機関、企業、政府機関に広く認知されています。

世界への広がり

長年にわたり、ケンブリッジESOLは世界中の国や地方自治体の教育機関との連携を図り、早期英語教育を推進してきました。

チリ: El Inglés Abre Puertas

2003年、チリの文部省は英語力を身につけることを目指す国家プロジェクトとして”English Opens Doors”という政策を打ち出しました。あらゆる州立学校の生徒が初等教育修了時にKETに相当する英語力を、中等教育修了時にはPETに相当する英語力に到達することを目標の一つに掲げています。

中国:児童対象資格 (Young Learners English: YLE)

ケンブリッジESOLは、中国の教育省の一機関である国家教育試験局(NEEA)と1990年代初頭から連携を図ってきました。1997年に中国にYoung Learners Englishが導入されて以来、7歳から12歳までの100万人以上の中国の子供たちがこの試験を受験しました。最近の受験者数は、年間、約250,000にも上っています。

コロンビア:国家バイリンガル計画

2007年に、ケンブリッジESOLはコロンビアの学校生徒向けに新規の英語試験を作成しました。この試験は当時のコロンビア政府の基準とヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages (CEFR))に照らして作成されたものです。コロンビアではこの試験は国が定める卒業認定試験(Examen de Estado)に組み込まれています。2007年には、500,000人以上の生徒が学校を卒業するためにこの試験を受験しました。

フランス:教育省プロジェクト

フランス政府は学校教育修了者の第二言語能力を高め、ヨーロッパ共通言語参照枠(Common European Framework of Reference for Languages (CEFR))のレベルに沿って評価しようという国家プロジェクトを実施しています。この計画の一部として、義務教育の最終学年時(16歳)に試験を受験させます。試験の難易度はPETに相当するもので、CEFRの尺度ではレベルB1にあたります。特定科目を外国語で指導するEuropean Sectionというクラスをもつ学校に対しては認定書を発行しています。20,000人近い生徒が2008年4月4日に第1回目の試験を受験しました。

ドイツ:学校教育における言語アセスメントプロジェクト

ドイツでは、ケンブリッジ英検を使って教育課程の各段階で到達度を明示するプロジェクトが進行しています。PETFCECAEを採用し、実績を上げたプロジェクトが数多く報告されています。現在では、ケンブリッジ検定を採用する学校は増え続け、特にバーデン・ビュルテンベルグ、バイエルン、ブレーメン、ノルトラインウェストファーレン、ザクセンの各州内では盛んに取り入れられています。

スイス:スイス州立学校での外部試験の利用

ケンブリッジ検定をベイゼル地域の学校で試験的に実施し、良好な結果が得られたことから、1998年には、ドイツ語が話されているいくつかの州でBerufsmatura(商業および職業学校の卒業認定試験)の一部として、外部試験をスイス公教育のカリキュラムに統合することが可能になりました。

ヨーロッパにおける言語能力調査

ケンブリッジESOLは、欧州委員会が協定に基づいて組織する共同事業に参加し、ヨーロッパ各国の言語調査をおこなっています。ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages (CEFR))の尺度を用いて、前期中等教育の最終学年の生徒の第二言語学習を調査の対象としています。